お嫁入りした 100年前の French cello

2017年10月29日日曜日

クレモナで


カッティングボード 

 
ハムやチーズをのせたり、バーベキューで焼いたお肉を切って
そのままお皿代わりにしたり。
台所のカウンターの隅に立ててお洒落なインテリアにもなっている。

27年前、クレモナのワインショップのウインドウに
10本はぶら下がっていたでしょうか?
なんのお店でしょう?と思いながら
イタリア語も話せないのに、躊躇することなくお店に入っていった。
薄暗くモダンな店内にはたくさんのワインが置かれていて
そこはワインの専門店だった。

このヴァイオリン型のカッティングボードを見た瞬間、
さすが!弦楽器の街クレモナと思ったのでした。

持って帰りたい!とボードの重さも考えず、私が持つからと購入。
50歳前後のいかにもイタリア人らしい彫りの深い、
彫刻のような顔立ちの男性店主が
ボードにつける紐は「茶色」と「焦げ茶色」のどちらか
選ぶように聞いてきた。紐の色を茶色かこげ茶色にするかってそんなに重要?
日本人の私にはそれほど違いがないようにも思えたが、感覚で焦げ茶色を選んだ。
とここでイタリア人のこだわりや美意識の高さにちょっと驚いたのでした。

お店を出てから、結局はミケッレさんがこのボードを持って歩くことに、、、。
実はその後、もうひとつ重たい買い物が増えることに、、
このお話はいつか書くことにしましょう。

2017年10月12日木曜日

2回目

ピアノのお稽古に来ているまいこ先生のお弟子さんの mちゃん。最近チェロに興味を持ち始めて、今回2回目のお試しレッスンをしました。弓に松脂をつけたり、基本的な楽器の構え方やチェロってどんな音がするのか試してもらいました。器用なお子さんで松ヤニのつけ方がとても上手でした。子供にとって大きなチェロを構えることは大変なこと。椅子に浅く腰掛け、楽器を膝で挟み込むことに大抵はここで膝に力が入りすぎて体が硬直してしまうことが多いのですが、mちゃんの良いところは力みがないので、自分が動いたらチェロも一緒に動けるようにという動作も容易にできました。そう時間がかからずに構えるイメージを持ってくれそうでした。あと大事なことは自分の出している音をちゃんと聴けるということ。

数年前、ウィーンのドブリンがーで見つけた子供向け教則本。
無理なく、楽しくテクニックを身につけていけるようにとても良くできている。

先にピアノのレッスンが終わった弟の Rくん。お姉さんのレッスンが終わるまでの間、
新幹線の絵を描いてくれました。
時々書いてくれる新幹線の絵は電車が大好きなだけあって筋金入りの上手さ。脱帽!