お嫁入りした 100年前の French cello

2018年3月11日日曜日

無事に、、、

毎年この季節に行われる友人のピアノの発表会で
今年もお手伝いさせていただきました。

ホールの裏側に回ると雄大な岩手山の姿が目に飛び込んでくる

楽屋口で

今回は m さんが車を出してくれたり、荷物を持ってくれたり、
いろいろ補佐的なことをしてくれた。
『あんまり写真を撮ることないでしょう?』とスナップもたくさん撮ってくれたし、
こういうとき女の子って気が利くのですよね!

なんとか無事に終わりました〜!
夜は、、、

ミケッレさんと友人のジャズコンサートへ

k 先生、クラリネットを始めてまだそれほど月日が経っていないそうだけれど
昨日はいつものサックスを時々クラリネットに持ち替えて演奏。
スゴイなー!上手かったです!
そして楽しませていただきました!
ブラボー!

2018年3月1日木曜日

8分の7サイズ

8分の7サイズの楽器を探していた小柄な kさん。やっと気に入ったチェロが見つかり、とても喜んでいらした。楽器は出会い、特に8分の7サイズとなるとなかなかお目にかからない。つい先日、お世話になっている楽器屋さんに調整で伺った時、たまたま入荷したばかりの小ぶりなチェロが飾ってありました。さっそくkさんに知らせたら、とても気に入ってくれて、一目惚れでした!見た目って意外と大事。当たってることが多いから、、、。


楽器を選ぶにあたって、一番大切なことは、その楽器が健康な楽器か、
ラクに音が出せるか、つまり弾きやすいかを見る。
この楽器はハンガリー製らしいがラベルの真意はわからない。
約80年前の楽器で一応オールドということだった。
ニスは新しく塗ってあり、ネックも付け直しされたようだったけれど、
それ以外はこれといって大きなダメージもなく
楽しみとして弾いていくには充分な楽器でした。

他に指板が曲がっていないか、指板のそり具合は?
だい4ポジション(肩付近)が低くめで押さえやすいかなどなど、、
そのうち、エンドピンやテールピースも変えていけば
もっと良くなるでしょう。長い間には楽器にもいろんなことがあったと思うけれど、
とてもいい状態で、、大当たりの楽器でしたね!


あとは k さんがどんどん弾いて、
自分の音を作っていけたらいいと思います。
いい楽器に巡り会うと楽器から元気がもらえて、人生が楽しくなるし
まさにkさんにとって日々潤いのある心豊かな生活になってくれると実感しました。
良かったですね!

2018年1月10日水曜日

便り


連休の終わり、サリナジョーンズを聴いて過ごす。
癒しのひととき、、、

〜ジャズの記憶〜
やっと自我に目ざめかけたころ、航空カメラマンだったイタリア系アメリカ人の叔父が連れて行ってくれた基地内で開かれたクリスマスパーティー。三角帽子をかぶった大人たちが談笑し、踊り、賑わっていた。スポットライトだけの薄暗い会場ではジャズの生演奏、白いタバコの煙、大人の世界だった。叔父はニコニコしながら私をグランドピアノの上に座らせてくれたのだった。幼いながらもカルチャーショックを受けていたであろう私は、この不思議な光景をうすぼんやりと覚えている。
サリナジョーンズが歌いはじめた頃、、、


オーストリアの切手

オーストリアの小さな町、クロンシュトルフに住むN 氏からミケッレさんに届いたポストカード。封筒の裏に貼られたマリアツェル、ザルツブルグ、クリスマスの美しい3枚の切手。N氏の心配りが嬉しい。

毎年リンツで開催されているブルックナーのシンポジュームへのお誘いの手紙だった。シンフォニー9番の4楽章の研究しているN氏のことが取り上げらるらしい。
私たちにとってとても嬉しい知らせでした。実現できるといいな!

1月8日

2018年1月6日土曜日

2018年1月3日水曜日

朝からベルリンフィル

ここ数年はお掃除もおせち料理もほどほどに
手抜きをして過ごしている。

そして年末の楽しみのひとつは
インターネット配信で聴くベルリンフィルコンサート。

3年前に亡くなったアバド指揮でシューマンのシンフォニー3番「ライン」
ロマンティックな作風もアバドの手にかかると甘すぎないテンポがとても心地いい。

ラトル指揮で小編成版、マーラーのアダージェット
小編成の美しさはあるけれど、やっぱり大編成の方が断然いい!
このあと通常の編成、ズビンメータ指揮で演奏されたアダージェットを聴き直す。
これはもうメータとメンバーの思いがこもった素晴らしい演奏だった。

しばらくぶりに聴いたウィントン・マルサリスのスウィングシンフォニー

舞台の中心にマルサリスの率いるジャズオーケストラとベルリンフィルとの共演。マルサリスがベルリンフィルのために書いたこの曲はお祭りのような楽しさだ。

指揮のラトルやそれについていくオケもすごいけれど、なんといってもこの曲が凄い。それぞれの楽器のイントネーションや表情、全体のバランス、南国の風を思わせるメロディ、パーカッションのメリハリの効いたリズムといったら、もうウキウキというものじゃなくて、踊りだしたくなるようなかっこよさ!若かったら、絶対パーカッションやって見たいと思うほど、、。年配のジャズサックス奏者がゆったり歌うメロディーに隣の若い黒人サックス奏者が隣をチラチラ見ながら、微笑みを浮かべ『ん〜ん!なかなかいいじゃな〜い!』とその歌に酔いしれる表情なんかはもうニューヨークの夜?
フルートのパユと隣のオーボエがお互い縦にテンポを取りながら頭をくっつけるように吹いているところなんかは見ていてとても楽しい。どんなジャンルにも対応出来るベルリンフィルの凄さを感じる。それにしても床が見えないくらいぎゅうぎゅうに座っているのによくぶつからずに演奏できるものだと本当に感心してしまう。最後にジャズメンバー紹介の途中では、ベルリンフィルのヴィオラのおじさんにふるのだけれど、このおじさん、実は自分もジャズバンドを持っているだけあってさすがに上手かった!
元気をもらえる私のお気に入りの一曲でした!

来る年もまたいい年でありますように!
2017年12月31日