お嫁入りした 100年前の French cello

2018年1月10日水曜日

便り


連休の終わり、サリナジョーンズを聴いて過ごす。
癒しのひととき、、、

〜ジャズの記憶〜
やっと自我に目ざめかけたころ、航空カメラマンだったイタリア系アメリカ人の叔父が連れて行ってくれた基地内で開かれたクリスマスパーティー。三角帽子をかぶった大人たちが談笑し、踊り、賑わっていた。スポットライトだけの薄暗い会場ではジャズの生演奏、白いタバコの煙、大人の世界だった。叔父はニコニコしながら私をグランドピアノの上に座らせてくれたのだった。幼いながらもカルチャーショックを受けていたであろう私は、この不思議な光景をうすぼんやりと覚えている。
サリナジョーンズが歌いはじめた頃、、、


オーストリアの切手

オーストリアの小さな町、クロンシュトルフに住むN 氏からミケッレさんに届いたポストカード。封筒の裏に貼られたマリアツェル、ザルツブルグ、クリスマスの美しい3枚の切手。N氏の心配りが嬉しい。

毎年リンツで開催されているブルックナーのシンポジュームへのお誘いの手紙だった。シンフォニー9番の4楽章の研究しているN氏のことが取り上げらるらしい。
私たちにとってとても嬉しい知らせでした。実現できるといいな!

1月8日

2018年1月6日土曜日

2018年1月3日水曜日

朝からベルリンフィル

ここ数年はお掃除もおせち料理もほどほどに
手抜きをして過ごしている。

そして年末の楽しみのひとつは
インターネット配信で聴くベルリンフィルコンサート。

3年前に亡くなったアバド指揮でシューマンのシンフォニー3番「ライン」
ロマンティックな作風もアバドの手にかかると甘すぎないテンポがとても心地いい。

ラトル指揮で小編成版、マーラーのアダージェット
小編成の美しさはあるけれど、やっぱり大編成の方が断然いい!
このあと通常の編成、ズビンメータ指揮で演奏されたアダージェットを聴き直す。
これはもうメータとメンバーの思いがこもった素晴らしい演奏だった。

しばらくぶりに聴いたウィントン・マルサリスのスウィングシンフォニー

舞台の中心にマルサリスの率いるジャズオーケストラとベルリンフィルとの共演。マルサリスがベルリンフィルのために書いたこの曲はお祭りのような楽しさだ。

指揮のラトルやそれについていくオケもすごいけれど、なんといってもこの曲が凄い。それぞれの楽器のイントネーションや表情、全体のバランス、南国の風を思わせるメロディ、パーカッションのメリハリの効いたリズムといったら、もうウキウキというものじゃなくて、踊りだしたくなるようなかっこよさ!若かったら、絶対パーカッションやって見たいと思うほど、、。年配のジャズサックス奏者がゆったり歌うメロディーに隣の若い黒人サックス奏者が隣をチラチラ見ながら、微笑みを浮かべ『ん〜ん!なかなかいいじゃな〜い!』とその歌に酔いしれる表情なんかはもうニューヨークの夜?
フルートのパユと隣のオーボエがお互い縦にテンポを取りながら頭をくっつけるように吹いているところなんかは見ていてとても楽しい。どんなジャンルにも対応出来るベルリンフィルの凄さを感じる。それにしても床が見えないくらいぎゅうぎゅうに座っているのによくぶつからずに演奏できるものだと本当に感心してしまう。最後にジャズメンバー紹介の途中では、ベルリンフィルのヴィオラのおじさんにふるのだけれど、このおじさん、実は自分もジャズバンドを持っているだけあってさすがに上手かった!
元気をもらえる私のお気に入りの一曲でした!

来る年もまたいい年でありますように!
2017年12月31日