お嫁入りした 100年前の French cello

2022年1月29日土曜日

ブルックナー7番

 シフォンケーキが食べたくて、


米粉を使ってアールグレイのシフォンケーキを焼きました。甘さも極力控えたさっぱりしたシフォンケーキになりました。

午後は久しぶりにブルックナー7番を聴いて過ごしました。指揮はアーノンクール、オケはウィーンフィル。ブルックナーは初演で大成功を収めたものの、その後、人の意見によって書き変えたため、原典版の他にハース版とノヴァーク版がある。

この曲の2楽章を作曲中、尊敬していたワーグナーの危篤の知らせがあり、その後、ワーグナーがベニスで亡くなったと聞いたブルックナーはその場に泣き崩れ号泣したそうだ。その時の感情を思いながら聴くと美しく、神々しい感じもしてくる。

派手さがなく淡々とした和声で動くようなブルックナーの音楽は楽譜が全音符で埋まっているような錯覚を覚える。よく霧のような音楽と形容されるけれど、それが穏やかな気持ちにさせるのだと思う。ブルックナーを聴くとホッとするのは、きっと彼の優しさが溢れているからなのでしょう。私にとっての癒しの音楽。