お嫁入りした 100年前の French cello

2023年7月10日月曜日

旅のお話3

 4日目 5月27日(土)晴れ 27℃


蚤の市の開かれる最寄駅
地下鉄:ケッテンブリュッケンガッセ駅
(上の写真はwebから)

ぬけるような青空、今日も晴天に恵まれました。のみの市の開かれるナッシュマルクト出かけるため、早めにホテルを出る。アンティーク市ではないのでガラクタも多数あり。コロナの影響でしょうか、以前よりガラクタが多い感じ。場所によって一部にアンティーク業者さんのブースもあり、ベネチアングラスやヘレンド、アウガルテンなど、よく見ると面白いものに出会えることもある。

駅を出ると建築家オットーワーグナーのデザインした
花模様のタイルのアパートメント、マジョリカハウスが目に飛び込んでくる。








蚤の市と繋がっているナッシュマルクト(マーケット)へ行くとアメ横みたいに
美味しいものがいっぱい!疲れたらマーケットのカフェでゆっくりするのもいい。
ここをぶらぶらするだけで楽しい!
カラフルなチーズ入りピクルス

今回手に入れたアウガルテンのプレートやリモージュ焼きのソープディッシュ
ちょっとお高いから諦めて帰ろうとしたら、『いいよ、あなたのいい値で売ってあげる』と、、、そんなやりとりも楽しい。少し大ぶりの古いデザインの楕円のプレートはいろんな場面で使えそうでとても気に入っている。

市内の戻ってきました。
1822〜1823にかけてフランツ・シューベルトはこの家に住み、未完成交響曲を作曲した。今は酒場になっていて、日中は閉まっている。入ってみたいと思ったけれど、さすがに夜に女性一人で入る勇気はないので諦めました〜。

シューベルト連盟の捧げたものであると記してある。

グラーベン通りのペスト記念柱
その後、通りに出て奥の正面隣のユリウスマインルに立ち寄り、ユリウスマインルオリジナルの紅茶とモーニングコーヒー、アスパラにかけるオランデーズソースなど買い求めました。

至る所にカフェがあるので、疲れたらカフェで一休み


ホーフブルク宮殿入口の噴水

この奥は何があるかしら?
思わず入ってみたくなる小路

街の花屋さん

ケルントナー通りから脇道を入ったところにある聖アンナ教会
夜に行われるコンサートの場所を確認

朝が早かったので一度ホテルに戻り体を休める事にしました。コンサートの時間までホテルでゆっくり。フィアカーと呼ばれる観光馬車がたくさん通ります。

アンナ教会の天井に描かれたフレスコ画
入り口は小さく、中に入ると外からの明かりが優しく差し込む小さな教会。
この美しいバロックのフレスコ画は一見の価値あり。


コンサート前に中では御ミサの最中。そっと後ろの席に座って参加させていただきました。当たり前だけれど、聖歌が同じでホッとする。

パイプオルガンの音色の美しいこと。
昔からウィーンの人々はこの素晴らしいオルガンの音を聴きながら歌っていた、と思うと同時に和声の文化が根付いていると実感する。単旋律の君が代が悪いわけではないが、民族の違いを感じたのでした。

美しい天井画








プログラム
モーツァルト:不協和音 K465
シューベルト:死と乙女   D810
演奏:セリオーソカルテット

この小さな教会は主にバロックや古典派の音楽が多く演奏され、オーケストラや室内楽に所属している人たちが演奏している。

どちらも若い頃に弾いた曲。当時アルバンベルクやアマデウス弦楽四重奏団などの演奏を参考にして弾いた記憶があるが、その頃はモーツァルトやシューベルトの音楽が何なのか
よくわからないまま弾いていたように思う。
このカルテットの演奏を聴いて感じることは、モーツァルトやシューベルトを当たり前だけれど、どう弾けばいいかちゃんと心得た上で、しかも音楽が体から滲み出るというか、ごく自然に音楽を作り上げていっているという感じ。4人音色が揃っていて心地よく響き一つの楽器になって聴こえてきた。本来はモーツァルトの生きた時代はこういう小さな教会やお城の一室で演奏するのが普通だったでしょうね。この教会の音響も素晴らしかったし、その時代にタイムスリップしたかのように聴けてとても楽しい時間を過ごすことができました。モーツァルトの2楽章は涙が溢れそうになったし、シューベルトのテンポの速さにはびっくり〜。
今日も実り多き1日となりました。ゆっくりお風呂に入って寝ます。11時就寝。

旅のお話2

  3日目 5月26日 (金)  快晴 25℃


今日は土曜日に行われることが多いモーツァルトのレクイエムのチケットを手に入れるため、コンサートの行われるカールス教会へ出かけた。地下鉄路線の一部が工事で使えないため、トラムで移動。


オペラ座前で降り、ここから徒歩でカールス教会へ

交通手段としてキックボードに乗る人を結構見かける。
気持ちよさそう!

至る所に歴史を感じさせる装飾性のある建物が林立していて歩いているだけで楽しい。

前日聴いたコンサート会場、ムジークフェラインの前を横切り、、、と

その前にちょっとムジークフェラインの裏側に回ってみると、
ベーゼンドルファーや弦楽器工房が入っていました。
ここはベーゼンドルファーのショップ

通りの向こう側に渡ると公園の中に
昨日コンサートで聴いたブラームスさんの銅像があり、

公園を抜けた広場にカールス教会がある。
ペストの流行を止めるため神に祈って建てられたと言われるカールス教会。

ところが、この時期は教会のイベント週間のため、カールス教会では
毎日ヴィヴァルディの四季のみの演奏でレクイエムの演奏はないと言われ、
急遽、アンナ教会でのカルテットのコンサートに変更。

美術史美術館
以前はチケット売り場の窓口があったが、今は券売機のみになっていた。ここでもコロナの影響で人員削減?65歳以上の割引チケットがあって歳をとるのも悪くはないものですね。この日の午前中は美術館でゆっくり過ごすことにする。

フェルメールやアルチンボルトなど好きな画の前でソファに座り
じっくり時間をかけて名画の鑑賞。こんなにゆっくりできるのも一人旅ならでは、、
世界で最も美しいと言われる美術館の中央にあるカフェで休憩。


絵画だけではなく建物自体が大きな見どころ。
カフェの天井の美しいこと!

炭酸入りマンゴージュースは爽やかで美味しかった!
『美味しいでしょう!』と念押しで聞いてくるウェイターさん😊


ウィーン大学

中庭の回廊

大好きな中庭でベンチに腰掛け、またまたゆっくり〜
中庭のコーナーにあるカフェではお昼から先生と思しき人や学生さんがビールを片手に談笑している。日本ではちょっと考えられない光景だ。風そよぐ大きな木の下でのんびりくつろぐ人々の様子を見ていると心のゆとりのようなものを感じる。

ウィーン大学を後に、のどかな葡萄畑のあるハイリゲンシュタットに向かいます。
大学のすぐそばのショッテントーア駅は地下鉄と上にはトラムの多くの路線が通っている便利な駅。ここから37番ホーエヴァルテ行きのトラムに乗りハイリゲンシュタットへ。

終点ホーエヴァルテで降り、目の前の公園を下ると早速ベートーヴェンに出会える。

公園を下った角には聖ミカエル教会があり、ここはミケッレさんと同じ洗礼名の教会。以前ミケッレさんと一緒に入ったことがきっかけで、訪れた時には必ず立ち寄って簡単なお祈りをするのが常になってしまいました。ここから道路を隔てた向かい側の通りを行くと遺書の家のある道へ出る。

13世紀に建てられた聖ヤコブ教会
プファールハウスの隣にある想い出の小さな教会
お互いに別行動した後、ここがミケッレさんとの待ち合わせの場所だった。


近くにあるベートーヴェンの遺書の家


入口

入り口を入ると手前の展示室と奥の2つの階段を上がったところにも展示室がある。

裏庭
初めて訪れた20年ほど前は古びた井戸があるだけだった。
今はきれいすぎて、、、壁にはベートーヴェンの絵が描かれているのには閉口。
観光化されて当時を想像するには少し寂しさを感じる。

ベートーヴェンの散歩道に行きましょう。
通りの向こう丘の上には葡萄畑が広がっている

さらに進むとべートーヴェンガング(小径)の表示

川沿いを上流に歩いていくとベートーヴェンの胸像がある。
この小川で「田園」の2楽章のモチーフを作ったと言われるが、
川の水はちょろちょろ、道もアスファルトになっていて
初めて訪れる人は少し期待はずれかも、、、
でも毎回ここを訪れたくなるのは、小川があって、鳥のさえずりが聞こえて、葡萄畑が広がって、近くには沢山のホイリゲがあって、のんびり散歩するにはぴったりなところだから。
この日は葡萄畑まで行きたかったけれど疲れたので、ホイリゲ、プファールハウスまで戻ります。

ホイリゲ、マイヤー・アム・プファールハウス
引越し魔のベートーヴェンはこの辺りだけでも3〜4か所は引っ越をしている。ここプファールハウスにも少しの間住み、第9を作曲していた。今はホイリゲになっていて今日はここで夕食を摂る事にしました。




以前はメニュー表の他にビュッフェカウンターで肉や野菜の料理を選び、その場で会計をして自分で運び、ワインや他の飲み物は席で注文していたが、今回、ビュッフェカウンターはなくなっていてメニュー表のみだった。これもコロナの影響?

この時期アスパラの美味しい季節。せっかくなのでアスパラのリゾットを注文。美味しい!
もちろん白ワインもね!軽くて飲みやすいので飲めちゃいました。ごちそうさま〜 今日はたくさん歩いて疲れたので、早めに寝る事にします。