お嫁入りした 100年前の French cello

2025年8月5日火曜日

無事に終わって、

しばらくご無沙汰してしまったホームページ。一昨日、ヴァイオリンの発表会に我が家にお稽古に来ている小学生を参加させていただいている。忙しい Kちゃんは6重奏と合奏の参加。
 
少しレベルアップした曲を頑張って弾いたHちゃんはソロのだけの参加。
本番直前までおさらいしていましたよ。

無事の終わって綺麗な花束までいただきました。

2023年12月10日日曜日

今年も無事に、、、

 今日はクリスマスホームコンサート


コンサート終了後は持ち寄りのおつまみでパーティを楽しみます。

さて、準備 OK !



結婚前の mさんが担当だったピアノのお稽古は
昔、ヤ◯ハ幼児科の経験から引き継ぐ。
子供たちの無限の可能性を感じる瞬間でもありました。

ピアノトリオなど写真を撮りそびれ、、、
大人の方達は自己紹介付きで演奏する人、チェロとの出会いを話す人、
仕事帰りでギリギリ間で合う人さまざま。
舞台発表会とは違うアットホームな雰囲気になりました。

心配された5重奏も上手くいき、皆でホッ!

私からささやかな千本弾きのプレゼント。
何が当たるかな!ワクワク!
孫ちゃんもおいで〜
お友達とトレードしてもいいよ〜
前日、、、


ピアノトリオの練習中、孫ちゃんが静かにしていると思ったら、、、
あら〜、楽譜を出して遊んでいましたよ。

私も触りたいよ〜

会場を借りて発表会をするといいのにと何度も人に勧められたことがあったが、頑固にホームコンサートをする理由。人数が少ないこともあるが、たまたま小さなコンサートをするギリギリのスペースがあることと、舞台発表会の良さもあることはわかっているが、演奏する側と聴く側を隔てた舞台と客席という距離感に少しの抵抗感があった。

昔、シカゴ近郊にいた頃、近所に住んでいたピアノの先生が開くクリスマスホームコンサートに参加、そこでの気取りない暖かい雰囲気を体験したことが今のベースになっている。

数人のピアノの生徒さんの他に近所や友人でフルートやギターなど楽器を趣味にしている人たちを招いてご自宅で毎年コンサートを開いていた。私たち家族も招かれ、ミケッレさんのヴィオラ、mさんのヴァイオリン、私チェロ、どうしても歌いたかった4歳のfさんは飛び入り参加で当時ハマっていたウルトラマン歌😅💦。もちろん会場費や参加費などはないから経費はほぼかからない。洋服もちょっとよそ行き程度。各家庭から一品料理を持参でコンサート終了後にみなさんと歓談して過ごすアットホームな雰囲気が忘れられない思い出になっている。

楽譜を見てもOK、多少の緊張はありながらもフラットな場所でのほのぼの気分で楽しく演奏できることがホームコンサートのメリットであり、いろんな考えがあると思うが、家庭で演奏を楽しむことが音楽の原点だと思っている。

今年も自宅ならではのフランクな雰囲気の中、家族同士、お稽古にいらっしゃる大人の方たちの親睦を深め、楽しい時間を過ごすことができました。

手のかかる2人の子供がいる中、伴奏してくれたmさん、ありがとう!

2023年7月15日土曜日

教則本について

 午前中、小学生二人のレッスン。一人は今月から始めた小学生4年生のHちゃんの2度目のレッスンでした。楽器の構えや開放弦でピッツィカートを少ししてみましたよ。子供にとってチェロは大きいから、自分の体の一部として扱えることが必要最低条件。繰り返し膝で支えられるように練習してみました。疲れないか聞いてみると『面白い!』と素直な反応。真剣に聞いているHちゃんは本当に音楽が大好きな女の子だと感じました。弟さんがヴァイオリンを習っているそうで、いつか姉弟でデュエットができるといいね!


以前、ドブリンガーで見つけたチェロ教本

7、8年前からこの教本を使っているが、開放弦だけの練習にも先生の弾くパートにはファンタジックなメロディーがつけられていて、楽しく想像力を養いながら進んでいける。選択肢の少ないこともあるが、ほとんどが昔から決まった教本を使っていて、なんでもネットで手に入れやすい時代なはずなのに楽譜の情報が少ないのはとても残念。

2023年7月10日月曜日

旅のお話5

 5月29日(月)快晴 25℃

今日はウィーンから南へ26キロ、オペラ座前から路面電車(WLB)で1時間の温泉保養地、バーデンを訪れる。ここはベートーヴェンが1821〜1823の夏に住んだ家が博物館になっている。ちょっとした小旅行気分。夜はオペラ座での音楽とバレエの夕べを鑑賞予定。

朝8時半、電車乗り場へ向かう途中、
ホテルザッハーのカフェ前にはもう行列ができていました。

オペラ座前からバーデン行きの電車に乗り、約1時間で終点のバーデンに到着。


駅前からのんびり街中を散策。
こじんまりした静かな街です。

朝からカフェでくつろぐ人々の他には、日曜日ということもあって人もまばら、、、
ゆったり流れる時間。

ここはワインで有名な街、家の壁には綺麗な葡萄の装飾が描かれていました。

ベートーヴェン・ハウス

ベートーヴェンが使用していたピアノ
この家でベートーヴェンは第9のほとんどを作曲したと言われる。


コンラッド・グラフというウィーンのピアノメーカーのピアノ。このメーカーはリストとやショパン、シューマンも気に入って使っていたそうだ。

ここでは貴族やウェーバーたち音楽家とも交流があった。


ウェーバーの肖像画
いかにも人の良さそうな顔



モーツァルトやシューベルトなどの顔が見える。親交があったのでしょう。


ベートーヴェンが滞在した1821にバーデンの町が大火に見舞われ、町の復興のため慈善演奏会を開いたことがわかった。ベートーヴェンの優しさが垣間見えた気がした。


風貌とは違い几帳面さが伺える自筆譜


亡くなった直後に切ったと言われる
栗毛色のベートーヴェンの髪の毛


アルコールの摂りすぎで肝硬変、糖尿病
リウマチ、糖尿病による目の不調など
冬に起こる耳痛、耳鳴り、指の化膿性炎(外科的治療)1818年には右耳は難聴だが左耳に残存聴力あり、などなど、、耳だけではなく病気を持っていたベートーヴェン。そんなこともあって保養に訪れていたのでしょう。

改修されたベートーヴェンが住んでいた頃の壁
なかなかオシャレ。

エレベーターでかがみ発見😅、つまらない景色だけれど撮っておこう。
博物館は見学者が一人もおらず貸切状態。お陰でゆっくり楽しめました。


当時の風景を再現したジオラマ
橋の上に立っているのはベートーヴェン?
ここで聴いた(ヘッドホン)シンフォニー、歌曲、カルテット、ピアノ曲はどれもロマンティックでついつい聴いてしまう。ベートーヴェンはバーデンのロマンティックな風景が大好きで、ここを訪れると怠け者になってしまうと自身で話していたそうだ。

記念に館の方に撮っていただきました。

今回たくさんの収穫があって、とても興味深い旅だった。
こののんびりした町の居心地の良さに、もう一度訪れたいと思ったのでした。

時が止まってしまったかのようにのどかな商店街
ここの空気に癒される、、、こういう時間が欲しかった。

店先のイスに腰掛けマンゴアイスを頬張る。

保養に来た人たちかしら?

教会の日曜のミサ
中をちょっとだけ覗く。

ウィーン市内に戻ってきました。
市内にはアルプスの天然水が自由に飲める水飲み場があって、
ペットボトルに入れている人がたくさん居ました。

ユリウスマインルの近くにあるエステルハージーケラーで軽く食事をとる。

バゲット、ハムサラダ、チーズ、アップルタイザーを注文。
と言っても頼むとこの量!少食の私には多すぎ〜
わかってはいたけれど、20枚はありそうなハムを頑張って半分いただきました〜。
別なものを注文するべきでした。
ここでもやっぱりウェイターのおじさんが『味はどう?美味しいでしょ!それで足りる?何か注文する?』と話しかけてくる。イタリア系?の根明なおじさんでした。

食後に入ったデメル
デメルの前はいつも長蛇に列、今日は覚悟をして並んだら意外にもスムーズ。
後ろに並んでいた韓国人の方の写真を撮ってあげたら、偶然にもテーブル席もお隣になり、カタコトの日本語ができる小学生の男の子のお母さんとおしゃべり。なんでもヨーロッパのカフェ巡りをしていて、ウィーンを最後に明後日帰国するとのこと。旅ならではの出会いとおしゃべりで楽しいティータイムを過ごせました。

マンゴーケーキ&ミントティー

ん〜ん!どれも美味しそう!
充分にお腹も満たされてケルントナー通りへ出て、孫ちゃんたちへのお土産を探しにぶらぶら、、、

朝から遠出をして疲れたので、バレエの夕べまでホテルに戻って体を休めることにしました。

オペラ座正面

入り口で開場を待つ人たち


豪華なホワイエ


始まる前の会場、ステージ

オケピットものぞいちゃいました。

休憩時間、煌びやかな会場の雰囲気を楽しむ

終了後のステージ


ゴールドベルク変奏曲と題されたバレエのゆうべ

前半の音楽:アルヴォ・ペルトの2つのヴァイオリンと弦楽オーケストラ
演奏:ウィーン国立歌劇場管弦楽団 
後半の音楽:ゴールドベルク変奏曲                        
演奏:アンナ・ブーヘンホルスト


古典バレエと違ってモダンバレエの独特の体の動きが面白かった。ストーリー性はなく、人間の欲望や忠誠、喜びや悲しみなどさまざまな心の感情を30の変奏曲にのせて体で表現していた。こういうバレエも自分からはなかなか見るチャンスもないし、音楽も踊りも両方楽しめて有意義な時間だった。二人の主役のうちの一人の男性や衣装担当が日本の女性だったが、異邦人としてさまざまなハンディーがある中でこうして活躍している日本人を見るにつけ、とても頼もしい気持ちになった。

今日は結構タイトなスケジュールになってしまったけれど予定を完逐。ゆっくりお風呂に浸かって寝ましょう。

10時就寝